お知らせ

古閑医師のYoutube対談企画「技術の伝承」シリーズについて

岩井FESSクリニック院長 古閑医師の動画企画をYoutube上で開始しました。古閑医師がホストとなって、ゲストに当グループの医師を招き対談を行います。企画開始にあたり、古閑医師よりメッセージがございます。

岩井医療財団は前理事長の稲波弘彦先生が掲げた「技術の伝承」という責務を全うすべく、在籍するそれぞれの世代の医師が努力しております*1。どのような技術かと言いますと低侵襲で脊椎疾患(椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症など)を治す技術です。

稲波弘彦先生はMEDやMELなどの技術を磨き、私たちに伝承してくれました。伝承された側はただそれを引き継ぐだけでなく「改良・発展」させる義務があります。私の世代ではFESSを発展させて次の世代に伝えました。MEDやFESSができる医師がこれだけ多く在籍している医療機関は当財団以外ありません。

また我々の使命は患者さんを手術するだけでなく、術後の患者さんを長期にわたりフォローして、その手術が本当に良いものだったのか検証することです。これまでに論文という形でこれらの検証過程を報告してきましたが、例えば腰椎椎間板ヘルニアに関してはMEDもFESSも術後2年までの治療成績には差がないことを明らかにしています*2。大学病院以外で、このように論文という形で自らの治療成績を反芻している病院はごくわずかです。

私の次の世代は現理事長である岩井宏樹先生たちですが、MEDやFESSを伝承するだけでなくUBEという新しい技術も発展させています。UBEはまだ新しい手技のため論文という形で長期の検証はされておりませんが、今後進められて行きます。

この動画シリーズは、当財団の次の世代にもしっかりと「技術の伝承」が行われていることをお示しし、患者さんに安心して治療を受けて頂くことを目的に制作・掲載しています。

*1 病院羅針盤2015年11月1日号No.69 pp.4-9.
*2 Global Spine J. 2022 Sep 22;21925682221127997.

医療法人財団 岩井医療財団
岩井FESSクリニック院長
古閑 比佐志

第1弾は岩井整形外科病院 常勤の竹林医師がゲストです。竹林医師は毎週木曜日に当クリニックでも外来を行っています。同じ脳神経外科医として、FESSについてや、患者さんへの思いを語り合いました。

古閑比佐志Presents 技術の伝承 #1
脳外科医 竹林研人 対談

竹林医師の経歴について / 岩井病院に来た理由 / 岩井病院の特徴 / 医師以外のスタッフの質 / 脳神経外科医が脊椎を診ること / 脳神経外科医になった理由 / 岩井病院に来てからの実績 / 執刀する手術の種類 / FESSについて / 患者さんへの思い

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